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どうして今、自然エネルギーが注目されているのか。
今、地中に畜産された石油や石炭、天然ガスなどの化石資源はこれまで、人類の生活を支えてきた大変貴重なものです。
しかし、その使いすぎにより近い未来、枯渇するのが現実となりつつあります。地球温暖化など、環境にマイナスの影響を引き起こす一因とも言われています。
人類にとって、化石資源なしの生活は考えられませんが、貴重な資源だからこそ、節約しながら自然エネルギーの利用は、化石資料の安否から始まるのではなく、エネルギー源の選択肢を増やしていくということにほかなりません。
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太陽エネルギーの利用としては、大きく2つに分けられます。
ソーラーシステムという言葉をご存知の方も多いと思います。昭和50年代に多くの家庭で設置されましたが、これは太陽の「熱」エネルギーから温水を作り、お風呂や給湯、床暖房などに利用します。
これに対し、太陽光発電は太陽の「光」エネルギーを直電気に変換し、電化製品などに利用します。
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◆太陽光は無くなる心配がない
電気を作るには原料が必要ですが、太陽光発電では、太陽光が原料になり無くなる心配がありません。
◆環境に優しい
二酸化炭素の排出量を削減します。また、廃棄物や騒音の発生もありません。
◆気温の影響が小さい
発電量に関するのは、太陽の「光」です。
従って、気温の影響はほとんどなく、むしろ気温の低いほうが、発電効率は高いといえます。
◆維持管理に手間がかからない
太陽光発電システム設置後は、故障する部分が少なく、自動稼動しますので、維持管理には手間がかかりません。
◆耐用年数が長い
現在の太陽光パネルは、20年以上の耐用年数と言われています。
◆夜間は発電しない
太陽光のない夜間は発電しないので、通常どおり電力会社から電気を買うことになります。
お得な夜間電力を利用することは可能です。
◆季節や時刻、天候などにより発電量が異なる
同じ晴れた日でも光の強さによって発電量が異なるります。雨や曇りの日も、日中であれば発電量はゼロにはなりませんが、晴天時と比べ、少なくなります。また、太陽光パネルが雪で覆われると、昼間でも発電しなくなります。
◆余った電気は買い取ってくれる
太陽光パネル(太陽電池)は、電気を発生させるだけで、貯蔵はできません。しかし、発生した電
気が余ってしまった場合には、電力会社が買い取るしくみがありますので、電気がムダになることはありません。
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ほとんどのメーカーや機種で共通する機器類は以下の通りです。
太陽光パネル | 屋根の上などに設置。太陽電池、太陽電池モジュールなどとも言います。 |
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インバータ | 太陽光パネルで発生した電気は直流です。これを、通常使っている交流の電気に変えるのがインバータです。屋内、または屋外に設置します。パワーーコンディションとも言います。 |
発生電力量計 | 太陽光の強さにより、発電量も常に変化します。その瞬間ごとに発電量を表示します。一定期間の総発電量を記録することもできます。通常は屋内に設置します。 |
余剰電力販売用電力量計 | 太陽光により発生した電気が余った場合に、電力会社が買い取る契約を結ぶことができます。この電力会社が買い取った電力量を計量するメーターです。 |
上記の機器の他、各種配線が必要になります。また、メーカーや機種によりさらに「接続箱」という機器を設置する場合があります。
太陽光パネルを固定する架台についても、屋根の形状やパネルの傾斜角度などにより異なります。